午前中に頼まれていた仕事が終わり、すでに暇を持て余している。
休みは充実していた。
土曜は昼過ぎから地元のモールに古着の倉庫品?の放出セールに行った。
先週の木曜日に下見に行ったときは目を奪われるものは特になく、古着がたくさん入った袋から引っ張り出して陳列しただけの商品に少しがっかりしていたのだけど、掘り出し物があるかもしれないという希望を捨てきれず家を出た。
到着して物色、サイズも色も丁度よさそうなTimberlandのシャツを買った。
私が学生の時はTimberは"不良のファッション"としてのアイコンだった気がする。
Timberを身に着けているだけで、「おっ!それTimberやん!!」と、あまり好きじゃないヤンチャぶっている先輩に絡まれる。
そんなイメージだったんだけど、最近は、え、それTimberなん?みたいな主張が少ないアイテムに惹かれるようになった。「すいません、ここでTimberやらせてもろてます」ぐらい控えめに身に着ける。ちょいとイタかもしれないけど、なんか【わかってる人】っぽくなる。きがする。
読書の1日にする気満々で、未読の本を3冊携えて家を出たのだが、カバンに本が入っているというだけの事実に満足したのか表紙を開くことは無かった。
車を走らせ始めてすぐはまだ、気持ちは図書館だった。
交差点を左に曲がれば図書館に着いていたのだが、坂を下っている途中で半端な物欲が沸いてしまいハンドルを右に切る。
服を選び終わってモールを出た後も図書館に行くつもりで運転をしていたはず。まだ気持ちは萎えていない。
交差点に差し掛かり、自宅への経路を脳死でなぞり左折し終えたときに図書館に行こうとしていた3分前の自分を思い出す。そこで今日はいいや、と1日溜めた読書欲が萎えた。
図書館に行った後はサウナに入って帰ろうと、タオルとかも持って出かけていたんだけど、読書欲と一緒にサウナ欲も消え失せた。消え失せたというか、無理やり押し潰していたかもしれない。
自分なりに立てた予定通り動くのが下手だなぁとしみじみ感じるが、それはそれとして服も買えたしプラマイゼロちょいプラだな、と自分を納得させた。
日曜日は彼女と地元の祭りへ。歌手の高橋洋子がゲスト出演すると聞いてそれは行かなきゃとステージへ向かう。市民全員来てるんじゃないかと思えるほどの人込みだった。
ヤシマ作戦のBGMでご登場。完全にパターン青。
流石すぎる歌声だった。高音のロングトーンなんてもう使徒。うちの母親と同い年であの音域を歌い上げる高橋洋子。かなり若いであろうメンズダンサー二人を連れて小躍りする洋子。人生にハリがあるんだろうなぁ、と謎の感想を抱いた。
エヴァンゲリオンといえば?ときかれて100人中100人が残酷な天使のテーゼと答えるであろう名曲を、今後生で聴く機会って、多分もう一生来ないだろうなぁ。
お笑い芸人で元自衛官のやす子も来てた。
丸っこくて、マスコットみたいで、一所懸命に喋ってて可愛かった。
有名人みて和むってなかなかないと思う。そんな彼女、4つも歳下だった。
新しく出てくるスターたちが、皆歳下になってくるなぁ。