ロウソクの火が消えるまで

日々の景色や思うこと。

データになった人達

今日は忘れずにイヤホンを持ってきた。

文章に残していたからか、昨日帰ってそそくさとカバンにイヤホンを突っ込んだ。

書くって大事。

 

早速暇を持て余しているので(10:43)急な思い付きでiPhoneの中の連絡先を整理した。

基準は5年以上連絡を取っているかどうか。

ただの文字列と化した連絡先がとても不要な物に思えて仕方なかった。

5年以内に連絡を取っている人でも、なんとなく以後心地が悪い人は消した。

ノリで連絡先を交換しただけであろう大学の先輩後輩。

成人式以降会っていない中学の同級生。

前の職場の同僚。

 

なんとなく連絡が来たときに「誰ですか?」と言いにくい人は数人残した。

消してしまいたかったが、まだなんとなく怖いんだと思った。

 

そうしてみると、連絡先の件数が半分以下まで減った。

自分の人付き合いの下手さが数字になって表れている。

その事実にマイナスな感情は抱いておらず、むしろスッキリした気持ちの方が大きい。

ずっと掃除していなかった部屋で大断捨離を行ったかのような達成感だ。

 

月並みだけど、人間関係ってめんどくさい。

連絡先に名前があるだけで、その人との関係性に悩みデータを消すだけの作業で心が疲れるのだから、対面するとその心労は計り知れない。

連絡先をスッキリさせて、ついでにLINEも大整理したかったけど、

LINEにある連絡先のほうがノリと勢いで増殖していたのでいったんやめた。

 

シンプルにめんどくさかった。

 

なんにせよ、これから絶対に連絡がこないであろう人、こちらからも連絡しないであろう人はある程度私のiPhoneから消えた。

 

数年前に亡くなった祖母と、風の噂で入院していると聞いた父親の連絡先は何故か消せなかった。