ロウソクの火が消えるまで

日々の景色や思うこと。

チビ・ゴジラ

私は今実家に住んでいる。その実家に、ここ一週間、毎日のように姉(長女)と姪(2歳)が夕飯を済ませに来る。

帰宅してからやることを実家で済ませ、あとは寝るだけの状態で帰っていく。

旦那が出張中で、家にいない。そんな時こそ親子水入らずで過ごせばいいのに、私だったら旦那が取り付く島もないぐらい我が子との仲を深めるのに、なんて思うけど。育児はどうやら私が想像しているよりも過酷らしく、実家に来ている間の姉は子供の世話を母親や私に投げ、我が物顔で(実家なので当たり前といえば当たり前)ソファーにすわりSNSの、あんまり意味がなさそうなリールを口を開けてみている。

姪っ子はかわいい。どちらかといえば私に懐いてくれいるし、イヤイヤ期特有の癇癪にもしっかり向き合えばちゃんということを聞いてくれる。

最近私の名前もしっかり発音できるようになった。

そんな姪を見ていて思うのは、性格や考え方って絶対幼少期の環境に左右されるよなあ、ということ。

姉(次女)の所の姪は長女の所より幾分かポジティブで聞き分けがよく思える。

次女はやってはいけないことや、子供のわがままが通らないとき、その理由を明確に伝えている。同じ二歳でも次女の所は切り替えが早いし、思い通りにならないことがあっても比較的早く代替案を見つけているように見える。

反面、長女は子のわがままを可能な限り叶えようとする。思い通りにならないことがあってもそれが叶うまでかなり粘るし、ギャン泣きからの怒りのボディランゲージが凄まじい。ちっちゃいゴジラと化す。

 

うーん、これはどうしたものか、と叔父なりに考えを巡らせるがどこまでいっても叔父は叔父。各家庭なりに方針とかあるかもしれないし、もし自分の弟が我が家の教育方針に口を出して来たらかなりイラっとするような気がする。余計なお世話でしかないのかもしれない。所詮は他山の石。

これは私に子ができたときに十分に活かそう。そう考え、長女の家庭への改善提案をグッと飲み込む。

親は選べない。それは私の両親が離婚したときから身に染みている。子供にとってはあまりにも唐突に訪れるその別れの可能性は、どこの家庭も少なからず孕んでいるものだと思っている。

もし何かの歯車がかみ合わず、姉の家庭が上手くいかなくなっても姪は生きていかなければならない。

ならばせめて叔父として姪を最大限に愛し、最高の味方でありたいと思っている。

 

ここにこう書いてる時点でお節介だし余計なお世話焼いてるんだな、私は。