ロウソクの火が消えるまで

日々の景色や思うこと。

去年のクリスマスに苔のテラリウムを貰った。

以前から、苔になぜか惹かれていて、地元の神社や千年杉的な大木を見に行っても

気づけば足元や根元、木の幹にびっしり生えている苔に目を奪われていた。

調べてみると苔の世話は比較的楽らしく、かなりお手軽だなぁ、とは思いつつ

そこまで欲しいかといわれると少し言い淀むぐらいの興味感だったのだが、

それをちらと言っていたのを彼女が覚えてくれていて、ついに私の手元に苔がやってきた。

 

品種はスナゴケというものらしく、砂と名前の付くだけあって乾燥にかなり強いらしい。

乾燥に強いということは水を少しやり忘れてもへっちゃら。

怠惰な私にぴったりな苔ちゃん。

 

逆に言えば水のやりすぎもよくない、と思うのだけど

なんか水かけちゃう。目に入れば霧吹きでシュッシュしてる。

 

小さい森の管理をしているみたいで楽しい。

日当たりが悪い部屋なのでなかなか日に当てることをしてあげられていないのだが、

ちいさな緑にここまで気を配れるとは思っていなかったし、気に掛ける瞬間が日常に少しあるだけで心が少し柔らかくなる気がする。

苔、いいです。