ロウソクの火が消えるまで

日々の景色や思うこと。

王国の涙

ゼルダの伝説~Tears of the Kingudom~

(通称ティアキン)を金曜日にゲットした。

多分、発売日に合わせてわざわざゲームを買うのは人生で初めてだ。

 

今月はGWに沢山買い物をしたし、前作のブレワイは発売からかなり時間が経って購入したが、それでもかなり楽しめたので今回もまだ買わなくてもいいかな~、なんて思っていた。

発売開始から十数時間しかたっていないのに、TwitterYouTube

あらゆるSNSにティアキンの動画が上がっているのを眺めながら仕事が終わり、

帰りがけ、気が付いたときには私はコンビニのダウンロードカードの売り場に立っていた。

 

「あのさぁ、あんなティザー見てたら無理。抗えないっしょ。

 リンクが天井すり抜けたり、謎の乗り物が登場したり、

 スマブラ以外で初めてちゃんとガノンドロフみてテンション上がったし、

 買うしかなくねぇ…?ハイラル行きたくねぇ??」

 

という悪魔の声と

 

「いや、いつ買ってもゲームはプレイできますよね?

 今月服とアクセサリーにいくら使ったか覚えてますか?

 さすがに使い過ぎかと。せめて来月。

 ボーナスもあるはずですし、今買うのは得策ではないかと。」

 

という天使の声

 

頭の中で両者譲らない。ほんとに折り合いつかない。あれにはほとほと困った。

天使が優勢になれば一旦雑誌売り場に避難。

悪魔が声を上げればカード売り場へ。

私の頭の中の声が聞こえていない他人からすると、ただあっちに行ったりこっちに来たりしている変な人になっていたかもしれない。なっていただろうな。

 

最終的には水掛け論、どうにも結論が出ないので

見かねた私の理性がやれやれと間に割って入る。

 

「わかったわかった!結論出ないからさ!

 もうコイントスのアプリで決めよ!

 表が出たら買う!裏なら帰る!いいね?!」

 

本当は、こういう時にこのような決め方はよくない。

必ず両者の言い分を聞き取り、お互いが歩み寄れる落としどころを見つけることに第三者は注力しなければならいのだが、この場面の登場人物はコンビニ内でウロウロオロオロしている私だけなのだ。強引に話を進める。

両者をなだめるふりをしながらも、すでに気持ちは買う方に傾いている私は画面のコインをタップする。確率はニブイチ。裏ならほんとに帰る決意だけは固い。

 

結果は表。

いつの間にか頭の中の天使は消え失せ、

間を取り持っていた私と悪魔は固い握手を交わしていた。

 

耐えきれずに買ったゼルダをプレイしてみて、

時間が溶ける感覚を久々に味わっている。

やること、出来ることが膨大にあるし、

「崖上ってるだけで楽しんだよね」

と言っていた絹ちゃんのセリフにも改めて首がもげるほどうなずける。

 

ネットで流れてくる攻略動画によるネタバレも一切なく、

それぞれが自作のゴーレムで世紀末していたり、

コログという妖精をあの手この手で虐待している動画しか流れてこない。

6年も待たされたプレイヤーたちの鬱憤のはけ口になっているコログが不憫で仕方ない。(笑いながら見ちゃうけど)

 

一刻も早くハイラルの地に平和を取り戻し、ゼルダに再会したいのだが

私もいい大人である。生活リズムが乱れないように地道にハイラルを救いたいと思う。

きっとメインストーリーは中々進まず、クリアは数か月先になるんだろうな。

 

探索で忙しいからさ、首ピカピカにして待ってろよガノン!!